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今の曲がまた終い
目を瞑るとすぐに
明くる曲が始まる
数奇な器に浮いた普遍を
あたりまえに飲み干して
私はまた酔いしれる

目を開かなかったなら
数奇な器が空っぽなら
何も残すものは無いだろうか

灼熱の宵に思う
恐れと虚無と殻の影を

あなたにもそんな宵があるだろうか
万人が迎えているのだろうか

灼熱の宵に思う
憧れと虚像と欲の影を

あなたにもそんな宵があるだろう
万人が酔うているのだろう
儚き戯曲の中で
我らは酔いしれ
踊り続けてゆく

疑心さえ抱かなければ
灼熱の宵に立ち尽くし
月下に滴を落とすこともない

宵と共に熱を帯びているからだろう
青い火種を隠しているからだろう
迷うことはない
月光に揺られ
火種に息を吹きかける時
風となり
燭は炎と化して
青く燃え盛るのだ

瞬きで終おうとも
世はまた浮いてくる

狂おしい曲と曲の狭間に
灼熱の宵を思うなら
青く燃え盛るのだ
瞬きで終おうとも


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