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今宵も眠りに酔いしれて
湿った空を冷たく見上げる
何億光年の過去を隠そうとも
起源を変えることはできない

今宵も忘却に酔いしれて
湿った風を冷たく見過ごす
何億光年の未来を想っても
機嫌を変えることはできない

いつかの恍惚と再会することもなく
灼熱の日々は過ぎてゆくのだろうか

月は今晩も見えず
酒は明晩に裏切り
私は昨晩を思う
珈琲すら置いていない

ぬるま湯で茹でた卵の様に
私は殻の中で
ゆらゆら揺れる

沸点に近づくとすぐに
氷水を注してしまう

そして私は殻の中で
ゆらゆら揺れる

雨の報せに傘を持つ訳もなく
ゆらゆら揺れては
今宵も眠りに酔いしれる


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© Semoh by Hiroyuki Ueyama All Rights Reseved.